再エネ発電所ファイル

Vol.9

いちご世羅津口ECO発電所

いちごグループが2017年1月に開発した太陽光発電所で、高いメンテナンス性と低コスト化を実現した点が特徴である。同グループはこれまで、PCS(パワーコンディショナ)は大型機を使用してきたが、この発電所ではコスト低減を目的に中型機を多数台設置する分散設計を初採用した。ただ、メンテナンス性の向上を図るため、PCSは中型機の分散設計ながらも1カ所に集中設置させ、中型機に対応可能な計測監視画面を新たに開発したという。

架台の設置では、3D-CADを活用。測量図と連動させ、傾斜地において発電効率が向上する離隔や杭の高さを決めた。他にもコストパフォーマンスを重視して1本杭を採用するなど、随所に工夫が施されている。

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