Company & Key person

パネル出荷2割減も住宅用倍増 17年も住宅用に力点

カナディアン・ソーラー・ジャパン 山本豊 社長

2016年の太陽光パネルの出荷量が前年比約20%減少したカナディアン・ソーラー・ジャパン。だが、昨年4月に新しい住宅用太陽光発電システムを発売するなど、住宅用に力を入れ、16年は住宅向け販売を100MWへ倍増させた。山本社長に話を聞いた。

──16年の実績は?

太陽光パネルの出荷量は、15年820MWだったのに対し、16年は680MWと約20%減少した。

再エネ法の改正によって、昨年8月以降、パネルの軽微変更が可能になった影響が非常に大きかった。EPC(設計・調達・建設)業者や発電事業者が軽微変更できるタイミングを待っていたため、パネルの価格が急落した。(市場が縮小し)出荷量が減ることは想定していたが、さらに売値が下がり、売上高が大幅に減少した。

また、(軽微変更ルールの改定で)パネルを変えた事業は設計からやり直さなければならないので、16年に出荷予定だった案件が17年以降にずれることも多かった。軽微変更した案件は3年の期限付きなので、出荷のピークは17年の後半から18年の前半になると思う。今年下がった分、来年以降V字回復するかもしれないが、その後は再び厳しくなるだろう。

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