企業探求

100年企業に向けO&M・発電事業を強化

18年に蓄電システム発売へ

今年7月で創業50年を迎えたサンテックパワージャパンが次の50年を見据えた事業戦略を示した。O&M(管理・保守)や発電事業を強化しながら自家消費時代を睨み、製品開発を進める。同社の描く青写真とは。

サンテックパワージャパンの前身、MSKが、長野県で電子部品の販売を始めたのが1967年7月である。81年に太陽電池製品の販売を開始すると、92年に建材一体型パネルを国内大手ハウスメーカーと共同で開発。2006年からは中サンテックパワーの傘下に入り、09年に社名をサンテックパワージャパンに変更した。住宅市場で存在感を高めたが、13年には、親会社のサンテックパワーの経営が悪化し、サンテックパワージャパンにとっても苦しい状況が続いた。14年に順風インターナショナルクリーンエナジー傘下となり、経営陣を一新するなど、立て直しを図り、15年第4四半期に黒字を達成。16年はパネル価格の下落により、売上高は減収したが、パネルの出荷量は約200MWと横ばいを維持。国内輸送費や部材調達費を削減して増益を実現した。17年は増収増益を見込んでおり、300MW超のパネル出荷を目指す。近年はパネル販売に加え、自社発電所の開発やO&M事業に力を注ぎ、『太陽光+α』戦略を加速させている。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

企業探求 を読む

一覧を見る