先駆者の素顔

ソーラーシェアリングの生みの親

CHO技術研究所 長島彬 氏

太陽光発電と農業の両立を図るソーラーシェアリング。始まりは、太陽光発電所の架台基礎部分の農地転用が一時的に認められた2013年3月末であるが、その9年前に手法を発案した人物がいた。CHO技術研究所代表の長島彬氏だ。

長島氏がソーラーシェアリングを提唱したのは、規制が緩和される9年前の04年だった。農業機械メーカーを定年退職した長島氏は、「民の力で化石燃料や原子力発電から脱却する」との思いのもと、03年にCHO技術研究所を設立。同年、慶應義塾大学法学部へ入学。翌年04年に生物学の教科書で光飽和点を学んだことがきっかけで「ソーラーシェアリング」を発案したという。命名の由来について、長島氏は「太陽光をPVと農業でシェアするという意味を込めた」と語る。

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