Products Review

オムロン

住宅用PCSの新シリーズ発売

KPK-Aシリーズ

小型PCS(パワーコンディショナ)大手のオムロン(京都市下京区、山田義仁社長)は、8月に屋内設置型の住宅用単相PCSの新製品を発売する。

同社が新発売する住宅用単相PCS『KPK-Aシリーズ』は、定格容量4.0kW機と同5.5kW機の2機種。2011年に発売した屋内設置型の住宅用単相PCS『KPKシリーズ』の後継機種である。独自の回路設計を採用したことで、許容最大短絡電流値を引き上げた。従来機種と比べて、4.0kW機が28.5Aから33Aに、5.5kW機が38Aから44Aに上昇しており、より高電流の太陽光パネルに対応した。電力変換効率は4.0kW機が96.5%、5.5kW機が96.0%。500Wの低出力時でも95.5%の高い効率を実現するという。

従来機種と同じ取付板をそのまま使えるため、リプレース作業が簡略化できるほか、通気口面積を小さくし、異物や水滴の侵入を防止したことにより、オプション部品なしで洗面所や脱衣所への設置も可能とした。また、自立運転時の定格容量も拡大、4.0kW機が2.0kVA、5.5kW機が2.75kVAとなった。

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