サカキコーポレーション
LTE対応の屋外防水カメラシステム発売
センサや計測機器を輸入販売するサカキコーポレーション（大阪市住吉区、坂木英一社長）はこのほど、ネットワークカメラ用のLTE対応ルーターを独自開発、ネットワークカメラと組み合わせた屋外防水カメラシステムを6月上旬より発売する。携帯電話の通信規格であるLTEを通じて、遠隔地のカメラ映像をモニタリングできるため、通信環境の悪い太陽光発電所における防犯用途などにも使えそうだ。
同社が開発したのは、LTEに対応した屋外設置用ルーターで、ネットワークカメラとセットで使用するもの。Wi-Fiにも対応している。イーサネットの接続ケーブルを利用して電力を供給する技術であるPoEを搭載しているほか、保護等級IP66と防塵・防水性にも優れ、サイズも180mm×180mm×50mmと小型化を実現した。
ネットワークカメラについては、同社が標準機種として揃えるブリックコム製のほか、ベンダーフリーで各メーカーに対応。ルーターにはカメラとの接続に関する複数モードを搭載しており、一般的なルーターとしての使用、VPNやDDNSなどのリモートアクセスに加えて、クラウド型防犯カメラサービスなどを提供するセーフィーのクラウドサービスに対応したモードも用意。セーフィーのクラウドサービスとセットで使えば、高セキュリティな暗号化通信を用いたリアルタイムでの映像確認のほか、録画サービスや動体検知・音声検知機能なども利用可能となる。
