カナメ
嵌合式折板屋根用のパネル取付金具発売
新製品の『カンゴウグリップ』
屋根材メーカーのカナメ（栃木県宇都宮市、吉原正博社長）は2023年9月1日、嵌合式の折板屋根用の太陽光パネル取付金具を発売した。EPC（設計・調達・建設）業者や商社などへ販売し、初年度20万個の出荷を目指す。
同社は、太陽光発電設備を導入する企業が増えるなか、工場や倉庫などに用いられる金属折板屋根用の太陽光パネル取付金具を製品化した。特徴的なのは、金属屋根材のつなぎ目をキャップではめ込む嵌合式の折板屋根専用の金具とした点である。
同社は市販の嵌合式折板屋根29製品のうち21製品に適合させたほか、従来のめっきステンレス材ではなく、耐食性に優れるアルミ材を採用。従来品よりも26%の軽量化を実現しつつ、防錆性も高めた。
同社は太陽光パネルを水平に保つ機構を設け、傾斜角のある屋根に対してパネルを水平に固定できるようにした。1種類の金具でパネルを固定できるようにして、屋根の種類ごとに金具を選ぶ手間を減らし、使用者の作業性を高めた。
新製品は従来品よりも販売価格を約3割低減できるという。なお、製品保証期間は10年。製品名は『カンゴウグリップ』。
設置イメージ
