コネックスシステムズ
塩害地対応の産業用蓄電設備発売
蓄電設備開発のコネックスシステムズ(京都府精華町、塚本壽社長)は2023年9月29日、塩害地用の産業用蓄電設備を発売すると発表した。錆びに強いステンレス鋼製の筐体を採用したほか、防塵・防水性能も高めた。EPC(設計・調達・建設)会社などを通じて販売し、新製品を含む産業用蓄電設備で年間数十台の販売を目指す。
同社は、産業用蓄電設備『BLP』の製品群を拡充した。蓄電容量73.7kWhのリン酸鉄リチウムイオン蓄電池を搭載した出力30kWの製品で、自立運転時の出力は29kWとし、特定負荷対応とした。屋外設置用に開発し、C5-Mの耐塩害性能を持たせたうえ、保護等級を従来品のIP54からIP66に高めた。盤用冷却装置を用いた密閉構造を採用し、フィルターの交換などを不要とした。
製品の寸法は、幅1857mm×奥行き1115mm×高さ1939mm。質量は約1900kg、型番は『LB 0700HN-S』。製品保証期間は1年である。