GMOクラウド
小規模太陽光向け遠隔監視システム発売
通信大手GMOインターネットグループのGMOクラウド(東京都渋谷区、青山満社長)は12月3日より、50kW未満の小規模太陽光設備向けの遠隔監視システムを発売した。低価格で簡単に設置できる点が特徴だ。
同社が新たに開発した遠隔監視システムは、PCS(パワーコンディショナ)から発電情報やエラー情報を直接取得するPCS監視タイプ。現在対応しているPCSは、オムロン、安川電機、田淵電機、三社電機製作所、新電元工業製の小規模産業用向け機種。遠隔出力制御に対応可能な機能も実装している。データ収集機に3G回線対応のルータ機能を搭載しており、稼働後の追加導入も容易。オプションでIPカメラによるモニタリング状況も取り込み可能だ。
同社はこれまでメガソーラー向けの遠隔監視システムや、分割型太陽光向けにCTセンサを活用した商品を提供してきた。エネルギーマネジメント事業推進室の山田恭彦室長は、「小規模太陽光では、低価格かつ簡単に設置できる遠隔監視システムのニーズがある。これまでの開発・検証ノウハウを活かしたシステムだ」とし、価格については、「小規模太陽光向けで業界最安値クラスの価格帯を実現していると思う」と述べる。
なお新製品の名称は、『エナジーモニターエア』。