⑫
脱石炭、そして熱・交通の再エネ化へ
ドイツの脱炭素戦略①
いまや世界の潮流となった脱炭素社会の実現。だが電力部門の再エネ化だけでは片手落ちだ。脱石炭を進めつつ熱や交通部門の再エネ利用を広める必要がある。先行するドイツの脱炭素戦略を紹介する。
西村健佑（にしむら・けんすけ）
1981年大阪府生まれ。2005年立命館大学経済学部卒業後ドイツに留学。ベルリン自由大学環境政策研究所で環境学修士を修め、その後エネルギーに関する調査を実施。現在は通訳・翻訳、調査を幅広く手掛けている。
電源の脱炭素化を図るうえで、代替エネルギーである再生可能エネルギーの新規開発にばかり目が行きがちだが、同時に既存の石炭火力発電所を閉鎖していかなければならない。すなわち〝脱石炭〟である。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です