コネックスシステムズ
産業用蓄電設備発売
蓄電設備開発のコネックスシステムズ(京都府精華町、塚本壽社長)は2023年10月17日、従来品より廉価な産業用蓄電設備を発売したと発表した。価格を従来比約20%削減した。EPC会社などを通じて販売し、初年度数百台の販売を目指す。
同社は、蓄電容量61.4kWhのリン酸鉄リチウムイオン蓄電池を搭載した出力30kWの製品を開発。自立運転時には出力29kWで特定負荷に電力を供給できるようにした。10~20台規模の受注を前提として価格を設定し、従来品より価格を抑えたという。
太陽光電力を交流に変換して充電する蓄電用PCSを搭載した製品と、同PCSにDC/DCコンバータを搭載し、太陽光電力を直流のまま充電できる製品の2種類を用意する。前者は23年10月に、後者は23年末に発売する予定だ。
製品の寸法は、幅1280mm×奥行き1080mm×高さ2030mm、質量は約1500kg。型番は交流接続対応品が『LB0610GS-AC』、直流接続対応品が『LB0610GS-DC』。製品保証は2年間である。