先駆者の素顔

市民発電所の宣教師

太陽光発電普及協会会長 井口正俊氏

今や太陽光発電は世間からの認知度を高めているが、系統連系が始まった1990年代初頭はほとんど知られていなかった。この状況を打開し、太陽光発電を市民の間で広めようと最初に立ち上がったのが、任意団体「太陽光発電普及協会」を設立した井口正俊氏だ。

井口氏は1928年鳥取県に生まれた。幼少期に奈良の親戚のもとへ預けられ、天理中学時代に海軍飛行予科練習生となる。戦争で特攻隊員だった兄を亡くし、「強い反戦意識が芽生えた」(富子夫人)という。

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