オンウェーブ

フレキシブル型CIGSパネル発売　変換効率15％超

2016年10月号

連載

フレキシブル型CIGS薄膜パネル『FlexSolar FS-MS02N』

小型風力発電機などを開発するオンウェーブ（東京都千代田区、高島公洋社長）は7月21日、加ミアソレ社製のフレキシブル型CIGS薄膜パネル『FlexSolar（フレックスソーラー）』を発売した。手軽に設置できる固定接着タイプでありながら、変換効率は15％台だ。家庭やオフィスの屋根だけでなく、窓や壁面、トラックの荷台など、幅広い用途に利用できる。

フレックスソーラーは、一般的なガラスを使用したパネルと比べ、プラスチック系で柔軟性と軽量性に優れる。裏面の接着シートで固定するため、架台の設置が必要なく、平面や曲面の個所でも簡易に設置できる。

価格は出力120Wタイプで3万6000円。製品保証は5年、有償オプションで10年まで延長できる。高島社長は、「以前取り扱っていたグローバルソーラー社製のフレキシブルパネルは、発電効率が11％台だった。ミアソレ社製は発電効率が大幅に向上し、価格も国内製のガラスパネルと遜色がないレベルになった」とアピールする。