Products Review

ハンファQセルズジャパン

低圧産業用システムの架台拡充 屋根上に対応

(左)『アンカーレス陸屋根架台』の施工事例 (右)『大波スレート用架台』の施工の様子

ハンファQセルズジャパン(東京都港区、キム・ジョンソ社長)はこのほど、50kW未満の低圧産業用太陽光発電システムの標準架台を拡充した。新たに2種類の屋根用架台を採用、いずれも短時間かつ低コストでの施工を実現するとしている。

同社がこのほど採用した屋根用架台は、日本フォームサービス製の『アンカーレス陸屋根架台』と若井産業製の『大波スレート用架台』。前者は、RC造(鉄筋コンクリート造)の屋根に穴を開けずに設置できるもの。防水層を傷つけずに設置できるほか、コンクリートの基礎工事が不要であるため、ALC(軽量気泡コンクリート)屋根材にも対応可能だ。一方、後者は、スレート屋根に直接荷重が伝わらない金具を用いており、屋根材への負荷を軽減。カバー工法な見直しにより、20年間でのメンテナンス回数を従来の3回から1回に削減。20年間トータルでの売電収入アップやランニングコスト低減を実現するという。その他、従来機と同様、昇圧絶縁変圧器との一体施工が可能であるほか、制御電源供給や屋外エンクロージャも別途不要だ。直流ど屋根材の補強が要らず、屋根の上から取り付けられるものだ。

いずれの架台も雨漏りのリスクを減少しているほか、短時間かつ低コストの施工を実現するという。これら架台を含めた低圧産業用太陽光システムについては、15年無償のシステム長期保証の対象である。

また、同社は導入済みの太陽光発電システム向けの増設ニーズに対応するためのルールも公表。次の3条件を満たせば、増設に対応可能とした。①同一のパワーコンディショナに同一出力のQセルズ製太陽電池モジュールが設置されていること。②屋外設置型パワーコンディショナ『KP55M』のみでシステムが構成されていること。③パワーコンディショナ1台につき太陽電池モジュールが32枚未満で構成されていること。

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