デルタ電子

単相9.9kWパワコン発売

2016年08月号

連載

新発売する単相9.9kW機『RPIH10J』

台湾のPCS（パワーコンディショナ）メーカーであるデルタ電子は8月より単相9.9kW機を発売する。すでに多数台JET認証も取得しており、50kW未満の低圧設備向けに提案していく。

新発売の単相9.9kW機は、接続箱機能を内蔵、6回路のMPPT（最大電力点追従）機能を持つPCSであり、屋根スペースを有効活用できるものだ。電力変換効率は96.5％（最大97.2％）で、「出力電力が10％でも変換効率96％以上。低負荷時でも高効率を実現している」（リニューアブルエナジー・ソリューション営業部の宮崎偉生マネージャー）。

防塵・防水保護等級はIP65であり、屋外や塩害地にも設置可能。筐体にアルミダイキャストを用いたことで、質量38kgと軽量であることも特徴だ。

また、新たに扉式のフロントカバーを採用。接続やメンテナンス作業が行いやすい構造となっているという。

その他、ファンレスの自然空冷方式であり、騒音レベルは30dB以下。力率一定制御機能や新FRT制御機能、電圧上昇抑制機能も搭載し、遠隔出力制御にも対応可能だ。

宮崎マネージャーは、「日本仕様を施したPCSであり、接続も端子台方式を採用している。軽量で設置も簡単だ」と語る。