Products Review

東芝ライテック

家庭用蓄電システム新製品発売

ハイブリッドタイプの蓄電池本体(左)、パワーコンディショナ(中)、DC・DCコンバータ(右)

東芝ライテック(神奈川県横須賀市、揖斐洋一社長)は、家庭用蓄電システム『エネグーン』の新モデルを7月に販売する。蓄電池用と太陽光発電用のPCS(パワーコンディショナ)が一体になったハイブリッドPCSと蓄電池、コンバータを組み合わせたパッケージ製品として販売する。

蓄電池の充放電容量は5kWhの屋内設置型。PCSの定格出力は4.8kW。「階段下や住宅の軒下などのデッドスペースに入る大きさにした。新築をターゲットに拡販していく」(住空間照明機器事業部住空間商品企画部の杉下直樹部長附)。

また5月から7.4kWhのスタンダードタイプも発売する。「従来品に比べて自立運転の時間が2時間増えている」(同)。

同社データによると、1万5000回の充放電後も80%以上の容量を維持するという。杉下部長附は、「自家消費型の需要が増えてくれば、充放電の回数が今より増える。19年を目途にコスト低減も図っていきたい」と話した。ハイブリッドタイプは、蓄電池、PCS、コンバータ、コントローラー、ケーブル類などを含むパッケージ価格で税別265万3000円。スタンダードタイプ7.4kWhの蓄電池は、コントローラー、分電盤、ケーブル類込みで、税別307万9600円。

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