Products Review

大日本印刷

PV電子看板発売

会社玄関前で稼動しているハイブリッド型のデジタルサイネージ

大日本印刷(東京都新宿区、北島義俊社長)は4月1日、太陽光発電を利用したデジタルサイネージ(電子看板)を2機種発売した。災害時には緊急情報の発信や安否確認などにも使用できる。初年度は2機種合わせて100台の販売を目指す。

商品は、風力発電と太陽光発電によるハイブリット型と太陽光発電システムのみを搭載したスタンダード型を用意した。2機種ともにオプションでWi-FIスポット、防犯カメラを搭載できる。平常時は商業電源と併用して稼働する。停電時は蓄電池から電気を供給することで、液晶ディスプレーはスタンダード型で1.5時間、ハイブリッド型で4時間運転する。電子ペーパーのみの表示ではハイブリッド型で3日間稼働する。

モジュールは両面発電の結晶系シリコン太陽電池で、蓄電池はコストを抑えるために鉛蓄電池を採用した。蓄電池の容量は、ハイブリッドタイプが2400Wh、太陽光発電のみの標準タイプが1440Wh。

デジタルサイネージ推進本部市場開拓室の岡田昭彦氏は、「自然エネルギーを活用したデジタルサイネージは、2014年から実証を行い、市場性や耐久性など技術的な評価を行ってきた。液晶ディスプレーでは広告や番組を配信できるので、様々なコンテンツが提供できる」という。

人が多く集まる商業施設の入り口や、公園などの公共施設への導入を提案する。価格は、税別でハイブリッドタイプ850万円、スタンダードタイプ550万円で販売する。

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