Products Review

協和エクシオ

通信機能搭載の運べる蓄電池3月発売 バックアップ用に

協和エクシオ(東京都渋谷区、小園文典社長)は、3月に通信機能を搭載した可搬型のリチウムイオン蓄電池を発売する。非常時のバックアップ電源や工事現場、イベント会場の電源として使用できる。ニーズを掘り起して拡販する構えだ。

新製品は、充電ユニット、放電ユニット、電池ユニットの3ユニットで構成される。ユニット1台あたりの重さは10.5kg~12kgで、3ユニットとケーブルはそれぞれ専用のリュックで持ち運べる。

リチウムイオン蓄電池の充放電容量は1台あたり0.55kWh。最大で8台、計4.4kWhまで増設可能だ。最少構成の場合、充電時間は4~5時間、最大構成で8~9時間である。耐用年数は10年で、2000サイクル後も製品出荷時の60%以上の充放電が可能だという。

充電は、商用電源やエンジン発電機、自動車のシガーソケット、電気自動車の電源を活用できるほか、別途販売するシート型太陽光パネルからの直流給電にも対応している。なお、太陽光パネルは出力72Wのシート4枚を1セットで販売する。

通信機能は最大速度128kbpsで、Wi-Fiのアクセスポイントになる。

新エネルギー推進本部阿久津孝則担当課長は、「人が運べる重さとサイズにしているが、軽量化や耐久温度の広域化など、順次スペックアップをしていきたい」と話す。

完全受注生産で、最少構成の場合、価格は税込み200万円。代理店経由での販売、レンタル、リース販売を予定している。

専用リュックサックで持ち運びできる

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