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[水素蓄電]

進化を遂げた水素蓄電

太陽光エネルギーを水素に 24%超で変換

太陽光発電はエネルギーの貯蔵技術で開花する。それだけにいま蓄電池が注目されているが、もうひとつ、水素がある。東京大学の杉山正和准教授らは昨年9月、太陽光エネルギーの24.4%を水素に貯蔵することに成功した。技術革新はどこまで進展しているのか。

[上]宮崎大学に設置された、CPV搭載の追尾式架台 [下]実験で使用したCPV(左)と水の電気分解セル(右)

太陽光発電は発電量が天候に左右されるため、安定的な電力供給が担えない。弱点を克服するためには、エネルギーの貯蔵技術が欠かせないが、蓄電池は高額だ。揚水力発電も電力消費量が多い市街地から離れた場所にしか設置できない上、送電コストもかさむ。ならば水素を利用できないか。

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