Products Review

三洋工業

陸屋根用の1本足架台 発売

鋼製基礎・単一支柱式の『サンライトベースSP』

金属建材製造の三洋工業(東京都江東区、菊地政義社長)は、2015年12月から陸屋根用架台『サンライトベースSP』の販売を開始した。太陽光パネル4枚をひとつの基礎と支柱で支える単一支柱式だ。設計の自由度が増すため、基礎の配置に制約を受ける案件で採用が進みそうだ。

学校や倉庫の陸屋根にパネルを設置する際、屋根を支える梁の間隔が広いために、柱に結合した大梁の上にしか基礎を置けないことがある。基礎の上にレールを敷いてパネルを取り付ける方法もあるが、単一支柱式を使えば、より合理的に設置できるという。

営業統括部換気・環境チームの奥山尚胤担当課長は、「ベースレールを敷くと、工期もコストもかさむ。1本足架台を用いれば、自由にレイアウトできるため、コスト低減にもつながる」と話す。

架台の材質には、高耐食溶融亜鉛めっき鋼板を採用。基礎は、コンクリート基礎からベルテック(大阪市、野之上勲社長)が製造する鋼製基礎『ベルベース』に変更した。

奥山担当課長は、「鋼製基礎の重量は30~40㎏と、コンクリート基礎よりも軽い。ベルテックさんは、屋根の防水加工に関するノウハウと経験も豊富だ」とした。

同社は、陸屋根用のレール式架台『サンライトベースMR』も同時に発売した。2種類の陸屋根用架台で、発売初年度1億円の売上を目指す。

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