栄信
瓦屋根向けアンカー金具発売
太陽光架台メーカーの栄信(愛知県碧南市、尾崎哲也社長)は今年10月、瓦屋根向け用のアンカー金具を発売した。瓦向けの製品を拡充して幅広いニーズを取り込む狙いだ。
瓦屋根用の太陽光取付金具は、支持瓦と支持金具、そしてアンカー金具と、大きく3種類ある。同社はこれまで、アンカー金具だけラインナップになかったが、今回開発したことで、「瓦屋根は99%対応できるようになった」(尾崎哲也社長)。
同製品は野地板へ固定し、瓦に穴を開けて、そこからボルトの先端部を出してパネルを固定する。
新製品はボルトの長さが130mmと150mmと2種類用意した。対応できる野地板は木造合板、小幅板、パーティクルボードなど。設置条件は積雪100cm未満、風速42m/s以下となっている。
「支持瓦は、耐久性が高いが高価で、支持金具は支持瓦より安価だが、瓦の背面を加工する手間がかかる。アンカー金具はコストが支持金具と同等くらいで、施工がしやすいのが特徴だ。機会ロスを減らし、対応案件を増やしていく」(尾崎社長)。