[ペロブスカイト太陽電池]
期待の新星 ペロブスカイトの潜在能力
開発6年でセル効率20%超 3年後に実用化!?
2009年、その太陽電池は日本で産声を上げた。セルの変換効率は5%にも満たなかったが、わずか6年の開発期間で20%超えを記録したという。名はペロブスカイト。どこまで進化するのか。生みの親である桐蔭横浜大学大学院工学研究科の宮坂力教授に訊いた。
ペロブスカイトとは結晶構造の名称で、最初に発見したロシアの科学者L・A・ペロブスキーの名に由来する。代表的なのはセラミックであるが、このペロブスカイト結晶構造の物質が、特有の光起電力を持ち、太陽電池の光吸収材に利用できることから、ペロブスカイト太陽電池が誕生した。
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