Products Review

ダイシンインターナショナル

新型カーポート架台の取り扱い開始

新発売のデンマーク製カーポート架台。写真は5台用

太陽光架台を製造する大辰の子会社、ダイシンインターナショナル(兵庫県尼崎市、辰巳誠社長)は今年9月、デンマーク製のカーポート架台の取り扱いを始めた。来年1月から出荷する。デザイン性を訴求し、年間で2MW規模の販売を目指す。

同社は今夏、デンマークのカーポート架台メーカー、ブルートップ社と日本における総代理店契約を結んだ。車2~4台向けのカーポート架台キットを輸入する。

同架台は、亜鉛マグネシウム製で、「間に柱を立てないデザイン性に優れた架台だ」(五角哲司取締役)。2本の柱でパネルを乗せた屋根を支える。柱の太さは80×30cm。設置する際地面を8m掘り、屋根と同じ方向に3.6mの布基礎を伸ばすことによって耐久性を備える。屋根の角度は13度、地面からの高さは最も低い場所で2.3mだ。

同社はまず産業用として4台用のカーポート架台を扱い、今後住宅向けに2~3台用も販売していく。4台以上の場合も、たとえば車8台分設置する場合は4台用を2つ組み合わせ、3本の柱で屋根を支える。

屋根上に乗せるパネルは韓ハンファQセルズ製を採用した。架台とともにモジュール、PCS(パワーコンディショナ)、ケーブルをセットで販売する。車4台用を6キットであれば、260Wのモジュール30枚×6セット、独SMAの4.5kWのPCSを9台、20mのケーブル18本で構成する。同パッケージの価格は税別で35万円/kWから。別途輸送費、施工費が必要だ。

五角取締役は「大型パーキングを備えたショッピングモールやディーラーの店舗、住宅に提案していく。すでに数百台規模の依頼もある」といい「将来的には蓄電池とセットで提案し、電気自動車のための蓄電池スタンドとして販売していきたい」と話した。

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