企業探求

昭石エンジニアリング

EPCコスト低減に本腰

27円案件でIRR5%確保

昭和シェル石油の子会社で太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛ける昭石エンジニアリング(東京都港区、櫻井昭雄社長)が競争力を高めている。土地とパネルの費用を除く建設費で100円/Wを目指す。27円案件にも積極的に提案していく構えだ。

50kW未満の太陽光発電所から2MW超の特高案件までEPCを展開してきた同社だが、FITの優遇期間の終了とともに受注が目減りしている。2012年に昭和シェル石油の給油所などの屋根上へ計5MW設置し、13年は40MW、14年は43MWと、野立ての発電所も完工した。だが今年は前年をやや下回る見込みだ。

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