Products Review

ウィンアイコ

300W単結晶パネル10月発売

新発売のモジュール

太陽電池モジュールメーカーProduct001立神鐵工所の台ウィンアイコが、出力300Wの単結晶シリコン型モジュールの新製品を発表した。10月から販売を開始する。住宅向けに提案を強め、シェア拡大を狙う。

新製品のモジュール変換効率は18%、出力295Wの従来品よりも0.3ポイント高い。「モジュール化する際に発生するロスを独自の手法で低減させた」(ウィンアイコ・ジャパンの米津壮一郎マネージングディレクター)。

セルは台湾のメーカーから調達しており、新製品には変換効率20.6%の高効率セルを採用した。同セルには、裏面に部分的な空洞を備えた絶縁層のパッシベーション膜を重ねてセルを透過した光を再度発電に利用するパーク技術が施されている。同社は3年前からパーク技術を用いたセルを仕入れ、モジュールを量産している。

新製品の発売を機に、同社はヒートキャップ技術をオプションで提供する。ヒートキャップとは、セルの裏面に炭化ケイ素の膜を塗布し、セルの強度を高めてマイクロクラックを防止する独自の技術。同社は外部から調達したセルを自社で加工して提供している。

同社は新製品をハウスメーカーや販売代理店に卸していく。また年内にも産業用太陽光発電所向けに、パークセルを60枚搭載した出力275W、280Wの多結晶型を発売する予定である。

外形寸法は166.5×99.9×3.5cm、重量は18.8㎏で、搭載セル数60枚。いずれも従来品から変化はない。価格は未定だ。

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