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ソーラーワールド、〝ポストFIT〟に照準 両面受光 30年耐久パネル発売

独太陽電池大手のソーラーワールドが〝ポストFIT〟を見据えた商品開発に取り組む姿勢を鮮明にしている。全量売電から自家消費へ、ドイツでは太陽光システムの利用形態が変化しており、同社はこれまでの長期耐久性に加え、実発電量の向上に力点を置いた新製品を発表した。

両面受光型セルを搭載したサンモジュール・プロテクト・360°デュオ

ドイツでは、再生可能エネルギーの普及が進んでいるが、太陽光発電の売電価格は、10kW未満の住宅用でkWh単価およそ17円と日本の半分以下だ。一方で電気代は高騰し、kWhあたり約40円と高い。それだけに、太陽光システムを購入して自家消費するのが最も経済的で、「ドイツでは家庭や小規模施設では自家消費利用に変わり、電力会社から独立できることにメリットを感じる利用者が多い」(フランク・ヘンCSO)。

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