Products Review

IDEC

屋外対応5.9kWPCS・HEMSコントローラを同日発売

(左)太陽光発電用屋外対応5.9kWPCS (右)HEMSコントローラ

制御機器メーカーのIDEC(大阪市淀川区、舩木俊之社長)は、太陽光発電用屋外対応5.9kWPCS(パワーコンディショナ)と、ECHONET-Liteに対応したHEMSコントローラの2製品を7月13日に発売した。PCS、HEMS等の太陽電池以外の周辺機器やクラウドサービス、保証サービスなども併せた電力マネジメントシステムとして提案を強めていく狙いだ。

同社はこれまで、屋内設置型の5.9kW・4.2kWPCSを販売していたが、今回初めて屋外設置型を発表した。新製品は、完全ファンレスタイプの5.9kWで、防塵・防水性の保護等級はIP55に準拠している。ファンがないことにより、故障や寿命による発電停止のリスクを軽減した。

独自の放熱構造により、小型化・軽量化を図っており、5.9kWタイプでは業界最軽量25㎏を実現、設置時の施工性を向上した。入力運転電圧範囲は、DC50~420Vで、幅広い太陽電池パネルに対応している。HEMSを介してインターネットに接続が可能。発電状況や売買電力、CO2削減状況などをクラウドによりコンピュータやモバイル端末で確認が可能となった。

もう一方のHEMSコントローラは、スマートハウスにおいてエネルギーの見える化や、消費・蓄電を含む使用状態の最適化や機器のコントロールを司る。業界標準ネットワークであるECHONET-Liteに対応。パソコンやタブレット端末から、電気使用量を日・月・年単位でグラフ化したり、太陽光の発電量のほか、ガスや水道の使用量を見ることも可能だ。

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