第11回
レジリエンス
災害が増えるにつれ、耳にする機会が増えた「レジリエンス」について解説する。
レジリエンス(resilience)は直訳すれば、「弾力」や「回復力」であり、外からの圧力を跳ね返す力と言い換えられる。つまり、レジリエントな社会とは、台風や洪水、津波、豪雪、地震といった自然災害が発生した際の被害を最小限にとどめ、かつ早期復旧が可能なインフラの整った社会を指す。自然災害が頻発するなか、日本では、レジリエントな社会を目指す機運が高まり、電力システムのレジリエンス向上も重要な課題とされている。
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