オムロン
出力制御対応モニタ発売 住宅用太陽光向けに
小型PCS(パワーコンディショナ)国内最大手のオムロン(京都市下京区、山田義仁社長)は、5月末より遠隔出力制御に対応した住宅向け太陽光システム用の表示モニタの販売を開始する。
同社が新発売する『エナジーインテリジェントゲートウェイ』は、計測ユニットとカラー表示ユニットから成るもので、計測ユニットには最大6台のPCSを接続できる。「基本的には、従来の住宅用カラー表示器をベースに開発し、遠隔出力制御に対応できるようにした」(環境事業本部ストラテジックマーケティング部の栗林秀成主査)。
今年1月の省令改正により出力制御ルールが変更され、PCSには遠隔出力制御への対応が求められている。同社はいち早く対応を進めており、すでに出力制御機能を搭載したPCSを発売している。
今回の新製品は、電力会社からの出力制御指令を取得する役割を担うもので、インターネット通信できる機能を新たに搭載した。現在、出力制御のルールの詳細までは決まっていないため、「必要なときには、ファームウェアアップデートで対応できる仕組み。現地での書き換えでもいいし、通信条件を整えればインターネット経由での対応も想定している。まずはしっかりと対応することで安心を届けたい」(同)。