Company & Key person

急傾斜地施工に力点 バイオマス、風力にも展開

藤崎電機 藤崎耕治 代表取締役

太陽光発電の中堅EPC(設計・調達・建設)、藤崎電機(徳島県阿南市、藤崎耕治社長)が、業容を拡大している。2015年9月期の売上は前期比約22%増の100億円を計画。EPCの受注残は400MW以上にのぼるが、急傾斜地での施工技術の習得に力を入れる傍ら、バイオマス発電や風力発電の開発も展開中だ。

傾斜地での施工事例

99年に太陽光事業に着手した同社は、産業用を中心に施工実績は75MWを超える。発電事業も推進しており、現在は5ヵ所、計8.3MWの太陽光発電所を所有している。今後は自社案件で100MWクラスの大規模発電所の建設を控えるなど、EPC、自社案件を含めると400〜500MWのプロジェクトを抱えている。同社の15年9月期の連結決算は、前期の約82億円の約1.2倍にあたる100億円を見込んでいる。

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