若井ホールディングス
重ね式折板用取付金具発売へ ラックレスで直付け仕様
釘やネジなどのファスニングの製販を手掛ける若井ホールディングス(大阪府東大阪市、若井猛正社長)は、今年に入って重ね式折板屋根用の太陽光パネル取付金具の販売を開始した。ラックレス製品で、屋根への直付けを可能とし、施工性とコスト低減を図った。同社が販売しているターンナットと組み合わせて使用するため、片面のみの作業が可能となり、裏面に手の届かない場所にも施工できる。
同製品について、ソーラー事業部の井上正之マネージャーは、「太陽光パネルを固定しやすいように、金具上部に15mmの調整代を設けた」と語る。取付金具の本体部材はサビに強いアルミを、ボルトやナットなどにはステンレスを採用している。
井上マネージャーは、「取付金具の底部には現在一ヵ所ボルト取付穴を開けているが、さらに一ヵ所長穴のようなものを開けて、耐荷重を上げるため、ボルト2本で取り付けることができる仕様も検討している」という。