[第55回]
市場連動プランの検証法②
想定調達単価を算定せよ
JEPX価格の値動きに応じて電気料金単価が変わる市場連動プランを導入する際、電力消費者はJEPX調達単価を試算しておこう。アンプレナジーの村谷社長が算出法を解説する。
村谷敬(むらたに・たかし)
1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。
JEPX(日本卸電力取引所)では、季節や時間帯で約定価格が変動するため、施設内の電力使用状況によってJEPXから調達する電力単価は大きく異なる。それだけに、電力需要カーブを用いて、JEPXから調達する電力単価を事前に試算しておくべきだろう。
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