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帝人、変換効率UPのペースト材を開発

ボロン拡散層の形成で裏面電極を改良

5年先、太陽電池はどのような構造になるのだろうか。帝人は、現在市場の9割を占めるシリコン結晶系太陽電池の改良が進み、今でいう超高効率製品が主流になると予想する。そして今年10月、ウエハ内の電気を効率よく裏面電極に集める「拡散層」の形成に寄与するペースト材を開発した。

拡散層を形成する『ナノグラムシリコンペースト』

世界で設置される太陽電池の9割はシリコン結晶系だ。セルに太陽光があたると表面電極に電子(マイナス)が、裏面電極に正孔(プラス)が引き寄せられ、電荷を帯びて発電する仕組み。ヘテロ接合型やバックコンタクト型など一部の太陽電池を除くと、裏面は全面アルミ電極になっている。

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