河村電器産業
小型化実現 新型接続箱発売
河村電器産業(愛知県瀬戸市、水野一隆社長)は10月1日より、太陽光発電用の接続箱と直流集電箱の新製品を3種類発売した。なかでも、新型接続箱は高さ500mm以下という小型化を実現。太陽光パネルの下に設置できる。
同社が新たに発売した新型接続箱は、独自開発した従来比約2分の1サイズの直流開閉器(最大入力電流10A)を搭載。それに伴い、筐体を小型化、「パネル下などへの設置状況を考慮し、タテ寸法のサイズダウンを目指した」(マーケティング統括部戦略グループの河村将成グループ長)。その結果、従来品では700mm程度だったタテ寸法は、回路数によって若干の違いはあるものの、すべて500mm以下に収まった。
筐体にはシームレス構造を採用、防錆性や強度を向上させた。また、これまでの製品と同様に安全性を高めるべく、分岐回路を4回路単位でユニット化している。
標準品のラインナップも変更しており、4回路から28回路まで4回路刻み、計7タイプとなった。その他、SPD付きやステンレス製も揃える。販売価格の低減も実現しており、例えば12回路タイプの場合、標準価格で従来比約13%減の21万4000円となっている。
また、同社は直流電圧1000V対応の産業用接続箱と直流集電箱も同時に発売した。1回路当たりの定格入力電流は10A、クラスⅡのSPDや逆流防止ダイオードを標準搭載している。1000V対応接続箱の標準品は8回路から16回路まで2回路刻み、計5タイプ。