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大和ハウス工業のエネルギー事業観

住宅・建設最大手の大和ハウス工業が、太陽光を中心に環境エネルギー事業で売上高1000億円を目標に掲げ、業容拡大に動いている。戸建住宅に太陽光システムを標準搭載したスマートハウスの販売をはじめ、太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)やIPP(独立系発電)事業を展開、さらに電力小売に参入した。ハウスメーカーの同社がなぜエネルギーなのか。

(左)集合住宅にも太陽光を搭載して共用部電源などに活用(右)出力10kWの太陽光システムを搭載したスマートハウス

9月に大阪市内で開かれたある懇談会で、樋口武男代表取締役会長CEOはこう発言した。

「住宅を中心に業績を伸ばし、当社はいま住宅・建設業界でトップを走っている。だが各事業ではひとつもナンバー1になっていない。目標の売上10兆円を実現するためには各事業領域でトップを目指さねば。新しいコア事業の創設を真剣に考えている」。

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