メーカーの挑戦

バイテック、中レネソーラらとモジュール国内生産開始

メイドインジャパンでグローバルコスト実現へ

4月末、栃木県大田原市で新しいモジュール工場が動き出す。その名も『バイテックグローバルソーラー』(VGS)。エレクトロニクス商社のバイテックが51%を出資し、中・太陽電池大手のレネソーラとモジュール製造のサンエスで立ち上げた。生産拠点の海外移管やOEM(他社ブランドでの生産)に舵を切る国内メーカーが多いなか、逆行するかのように日本でモジュールを生産する。しかも過半数を出資するバイテックにとって、製造拠点の自社保有は初めてだ。メーカーとしての新たな挑戦に迫る。

工場はスーパーマーケット建屋を再利用(イメージ図)

バイテックはこれまで太陽光マーケットにおいて、モジュール販売を手掛ける傍ら、IPP(独立系発電)事業にも進出。現在までに自治体との共同プロジェクト2件を含め、10ヵ所の太陽光発電所を稼働させてきた。2013年2月には新電力会社も立ち上げている。それら環境エネルギービジネスは、すでに利益面で貢献し始めており、同社は事業の柱の一つとすべく、展開を強めている。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

メーカーの挑戦 を読む

一覧を見る