英弘精機
日射計倍増6000台へ 太陽光関連20億円規模に
「コスト競争の厳しい中国や南米で商機が得られるように、営業を強化していく」
気象計測器メーカーの英弘精機(東京都渋谷区、長谷川壽一社長)が太陽光発電分野で業績を伸ばしている。主力の日射計は、今期(2014年4月期)の出荷数が前期比倍増の6000台に迫る勢い。メガソーラー用の遠隔監視システムも昨夏から受注を獲得しており、今期の太陽光関連事業は前期比約50%増の20億円、総売上高は過去最高の30億円に達する可能性が出てきた。
太陽光発電向けの同社の主力製品は、300〜3000nmの波長域の太陽エネルギーを計測できる全天日射計。熱電対式センサを搭載したISO規格準拠品は、セカンドクラスとファーストクラス、セカンダリースタンダードクラスの3種を取り揃えるほか、ISO規格外の廉価品、小型日射計も製品化している。
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