ラプラス・システム
計測器一体型端子台を開発
発電量遠隔監視装置メーカーのラプラス・システム(京都市、堀井雅行社長)はこのほど、計測器一体型の端子台を開発した。自社の遠隔監視装置に搭載するほか、代理店を通じて外部へ販売する。太陽光発電関連のみならず、幅広い用途に提案していく。
同社は接点入力16点、接点出力16点、アナログ入力8点の計測ができる製品をそれぞれ用意。USB接続を採用し、別途通信機器や電源を用意せずに済むようにしたうえで、接続先の計測端末やパソコンの型式を選ばず使えるよう設計した。筐体を最大で4台直接接続できるようにし、どれか一つにUSBケーブルを接続すれば自動的にそれが親機となり、他は子機となる仕組みを構築している。
端子台と計測器を一体にしたことで、収納盤の小型化や配線作業の省力化、価格の低減を狙った。ビニールハウス内での計測やビルの中央監視、橋梁の腐食確認などの用途を想定する。
電子部品商社の丸文や大昭産業を通じて外販していく。海外への販売も視野に入れている。
製品の外形寸法は150mm×32mm×62mmで、重量は約170gである。