デュポン
耐PIDの本命⁉ 50μmのアイオノマーフィルムをEVAに挿入
太陽電池の発電機能を奪う未知なる劣化現象──それがPIDだ。高電圧、高温高湿下にあって、ソーダライムガラスが含有するNa、封止材の体積抵抗、さらにセルの反射防止膜などが関与するというところまでは突き止めた。しかし、詳細な発現メカニズムはいまだ謎のまま。だが厚いベールに包まれた劣化現象も、50μmという薄いアイオノマーフィルムをEVAに挟み込めば、解決できるという。提唱者はデュポン。PID解決の本命となるのか。
アイオノマーイメージ写真
多くのモジュールメーカーがPIDフリーモジュールを世に出して久しい。これで解決できれば良いのだが現実はそう甘くない。PIDが収束しない最大の原因は、劣化メカニズムとそれを測る試験方法が確立されていない点に尽きる。
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