サカキコーポレーション
データロガー2種発売
計測機器の輸入・販売を手掛けるサカキコーポレーション(大阪市、坂木英一社長)は2021年2月から3月にかけて新製品を相次ぎ発売した。伊・デルタオーム製のデータロガー2種で、発売初年度は各々100セットの販売を目指す。
3月に発売したセンサ一体型の無線データロガーは、各種センサで取得した情報をネットワークサーバへ送るためのゲートウェイに接続する機器だ。日射量や温度や湿度、雨量、二酸化炭素濃度など、計測する対象に応じて様々な型式の製品がある。
従来品はセンサから親機までの距離を最大500m程度しか離せなかったが、新製品ではローラという通信規格を採用し、5km以上離れた場所にもデータを送信できる。大規模太陽光発電所をはじめ、工場や農地など、様々な場所での活用が可能だ。電池1個で約4年稼働するため、配線や外部電源の整備が不要になる。筐体内にデータを自動保存する機能を備え、仮に無線通信に失敗しても、測定データの復旧が可能だ。
2月発売の気象ステーション用データロガーは、日射計や温度計、湿度計、照度計といった気象センサと接続することで、遠隔からのデータの把握を可能にするもの。デルタオーム製以外の測定器やセンサとも接続できる。データは自動でクラウドに保存される。