ダイヘン
産業用蓄電設備発売
PCS（パワーコンディショナ）製造のダイヘンは2024年5月、産業用蓄電設備の受注を開始した。自家消費用の太陽光発電設備を導入する企業や自治体向けに代理店を通じて初年度40台の販売を目指す。
同社は、蓄電池モジュールを調達しつつ、入力電圧1500V対応の自社製PCSを組み合わせて製品化した。変圧器や自動切替回路、監視装置を一体にしたうえで、構成機器の数を減らし、設置面積と価格を従来比50％削減。半日で設置できるようにして工事費の削減を図った。
蓄電容量186kWhと407kWhの2種類の製品を用意し、独自のEMS（エネルギー管理システム）を搭載した。充放電制御の最適化機能により、二酸化炭素の排出量や電力料金の削減効果を見込める点も特徴だ。
ダイヘンが発売した産業用蓄電設備。小型化したことで狭い場所にも設置できる
