「太陽光PCS、その潜在価値は膨大 成長のカギは革新技術」
SMA・ソーラー・テクノロジー ピエール・パスカル・ウーボンCEO
停滞する欧州の太陽光発電市場と熾烈なコスト競争。その影響はPCS(パワーコンディショナ)業界にも波及し、メーカーの経営環境は厳しさを増している。
世界トップの独・SMA・ソーラー・テクノロジーは、2013年の売上高が前年比約40%減の10億ユーロ(約1350億円)を下回り、12年に1億200万ユーロ計上したEBIT(税引き前当期利益に支払利息を加算した値)が、今年は8000万ユーロ以上の損失を抱える見通しだ。
果たしてこの難局を乗り越えられるのか。そしてPCS業界に明るい展望は拓かれているのだろうか。
11月に来日したSMAの経営トップ、ピエール・パスカル・ウーボンCEOが本誌に語った。
14年はアジアが牽引
太陽光発電用PCSの世界市場は、12年が31GWで、金額規模にして53億ユーロ(約7155億円)だったとみています。13年は、需要規模こそ29〜34GWと横ばい基調で推移していますが、金額に換算すると38億〜44億ユーロと前年比20%以上縮小する可能性が高い。
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