Products Review

日新電機

屋外設置型500kWパワコン発売

日新電機(京都市右京区、小畑英明社長)は大容量太陽光発電向けPCS(パワーコンディショナ)として、新たに500kW機を開発、11月1日より販売を開始した。

大規模メガソーラーの開発が進むなか、採算性や保守性の観点から大容量PCSのニーズが高まっており、同社は今年10月に発売した屋外設置型100kW及び250kW機に続いて、今回500kW機をラインナップ、産業用太陽光発電市場における多様なニーズに対応している。

新発売する500kW機は、屋外専用として設計しているため、機器内部を冷却するためのエアコンや集電盤など、必要な機能を全て内蔵。シェルターが不要になることから、運搬や施工も容易になるという。

運転中の機器内温度の上昇に対応するための冷却装置には、ハイブリッド冷却方式を採用。制御基板などのデリケートな部分を密閉構造でエアコン冷却とし、外気を取り入れた方が効率的な部分を強制換気としている。落雷などにより系統が撹乱した際に電力品質を確保し、運転を継続させる機能であるFRT要件にも標準対応している。

「SOLARPACK 500」の主な仕様は以下の通り。

屋外設置型、入力運転電圧範囲DC320〜750V、変換効率:97.0%以上(定格出力時)、98.0%以上(最大)、出力電流歪率:総合5%以下、各次3%以下、絶縁方式:外付けの昇圧絶縁変圧器にて対応、定格出力容量500kW、交流出力電圧:三相3線、50/60Hz、AC210V、連系保護:過電圧(OVR)、不足電圧(UVR)、周波数上昇(OFR)、周波数低下(UFR)、単独運転検出:電圧位相跳躍検出(受動方式)、無効電力変動方式(能動方式)、通信方式RS-485、周囲温度−10〜40℃、相対湿度30〜90%(結露なきこと)、標高1000m以下、外形寸法:幅2,830mm×奥行1,530mm×高さ2,720mm、質量2,600kg。

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