ユアサM&B
低圧連系用キュービクル一体型システム発売
GSユアサの代理店であるユアサM&B(大阪市中央区、松田憲二社長)は、10kWタイプのPCS(パワーコンディショナ)を絶縁トランスなどと合わせて、収納盤と一体化した低圧連系向けキュービクル一体型システムを独自開発、10月より販売を開始する。
同社が開発したキュービクル一体型システムは、ユアサM&Bが選定した屋外壁掛10kWPCSのほか、各結線、交流回路、絶縁トランスなどを収納盤と一体化したもの。オプションとして、遠隔監視のためのデータ収集装置を内蔵することも可能だ。
PCSは5台まで収納可能で、出力10kW以上50kW未満の低圧連系向けである。同社が工場で組み立ててから出荷するため、現場での設置も簡単に行えるとしている。
第四営業部の岩本仁伸部長は、「農地や雑種地などにおける野立の小規模太陽光発電所では、屋外仕様のPCSをそのまま設置するケースが多い。ただ、それではタンポポの綿毛やもみ殻焼きなどによって、フィルターが目詰まりし、トラブルが生じる恐れもある。そこで収納盤と一体化させたシステムを開発した。一体化システムなので、施工性やメンテナンス性も良い」としたうえで、「太陽光発電にとって、安定稼働は重要。施主さんに長期間安心して使ってもらえるものとして、販売していきたい」と話した。