メーカーの挑戦

〝純国産〟高効率太陽電池で住宅へ拡販

長州産業に宿るものづくり魂

いま、国内の太陽電池メーカーは息を吹き返したように販売を伸ばしているが、〝純国産〟太陽電池モジュールは意外と少ない。コスト競争が熾烈さを増しており、製造の海外シフトが進んでいるためだ。そんななか、シリコンインゴットの引き上げからウエハ、セル、モジュールまで結晶系モジュールの一貫生産を手掛ける日の丸太陽電池メーカーが存在する。山口県山陽小野田市に本拠を構える長州産業だ。同社の挑戦に迫った。

長州産業は1980年の設立以来、太陽熱温水器や給湯器といった住宅関連機器から、半導体関連やメカトロ機器分野の製造装置の開発まで、様々な領域で事業を展開してきた。

その同社が太陽光発電に進出したのは98年。太陽熱温水器の販売チャネルを活かし、住宅用太陽光発電システムの販売から始めた。

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