企業探求

ウエストホールディングス

スピード経営と全方位戦略で年率2倍成長

米ディベロッパーとO&M新会社設立

太陽光発電所のEPC(設計、調達、建設)事業で急成長を遂げるウエストホールディングス。今年7月には、ディベロッパー世界大手の米サンエジソンとO&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)の新会社を設立すると表明した。出力50kW未満のアンダー50市場では初期負担ゼロとする太陽光システムを発売。2012年8月期の通期予想は売上高が505.5億円と対前期比ほぼ倍増で推移する見通しだ。同社の成長の根源を探る。

俊敏な行動力

ウエストHDの強みを敢えて一言でいえば〝俊敏な行動力〟といえよう。闇雲に新規事業に手をつけているようにも見受けられるが、ともあれそのスピードは競合他社よりも格段に速い。ゆえに事業性の見極めもまた速い。太陽光発電という事業フィールドにおいて、収益性・成長性の見込める分野をいち早く嗅ぎつける能力に長けており、その嗅覚と果断な投資によって先行者利益を享受してきた。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

企業探求 を読む

一覧を見る