Professional Vision

太陽光で〝ゼロエネルギーハウス〟の実現

高島 代表取締役社長 高島幸一氏

2015年で創業100年目を迎える老舗建材商社の高島。同社の太陽エネルギー部門は売上高200億円規模に達し、いまや年商820億円を牽引する中核事業のひとつだ。94年から住宅用太陽光発電システムの卸販売を開始し、国内大手メーカーとの取引を軸に展開、今期の販売数は2万件にのぼる。
だが、昨夏に全量売電市場が立ち上がり、国内マーケットは激変、堅調な住宅用太陽光発電市場もコスト競争が厳しくなってきた。軸足を置く住宅用、そして新境地の産業用で、どう舵取りしていくのか。経営トップの高島幸一氏に話を聞いた。

まず、高島氏は2012年の住宅用太陽光発電事業をこう総括した。

「7月にFIT(全量買取り式の固定価格買取り制度)がスタートし、産業用太陽光発電のマーケットが急速に立ち上がった。これによって、住宅用太陽光発電のユーザーの一部が産業用に流れ、7月、8月には、当社の住宅用太陽光発電システムの販売数が一時的に落ちるという局面もあった。しかし、通年で見ると、住宅用太陽光発電システムの卸販売は依然として堅調である」。

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