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今期パワコン100MW出荷 トランス内蔵10kWタイプ本格投入

三社電機製作所 荒井亨 取締役執行役員企画本部長

住宅用太陽光発電向けの小型パワーコンディショナから、出力500kWのメガソーラー用大型タイプまで手掛ける三社電機製作所。30年の実績を持つ同社は、総合パワーコンディショナメーカーとして、その存在感を高めている。
2012年度は、メガソーラーへの採用が進み、パワーコンディショナの納入量は100MWの大台に乗る見通しだ。では、13年はどのような新戦略を掲げているのか。

同社は当初、パワーコンディショナを中心とする新エネルギー関連製品事業の12年度の売上目標を15億円に設定していた。だが、全量売電が幕を開けた7月以降、パワーコンディショナの受注が急増。上半期は予想を上回るペースで推移し、下期には、通期の予想を前期比5.7倍となる20億円へ上方修正している。このうち、住宅用の小型パワーコンディショナや蓄エネ用電源装置のOEM(他社ブランドでの生産)を除くと、国内の太陽光発電向けに出荷するパワーコンディショナの販売量は15.5億円にのぼる見込み。この大半がメガソーラー向けである。

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