[第22回]
効率的な需要平準化の方法
新電力の容量市場対策②
新電力コンサル、アンプレナジーの村谷社長による本連載。前回に続き、新電力会社の容量市場への対応策について解説する。
村谷敬(むらたに・たかし)
1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。
前回、需要の平準化が、新電力会社の調達単価を引き下げ、市場高騰リスクを回避する攻防一体の策であると説明した。しかし、需要の平準化は、新電力会社の多くが有効であることを理解していながら実施していない。なぜか。
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