Products Review

蝶理、エスイーエム・ダイキン

「インリーソーラー」住宅用システム発売

蝶理(東京都中央区)は5月、エスイーエム・ダイキン(大阪市北区)とともに中国インリー・グリーンエナジー製モジュールなどを採用した住宅用太陽光発電システムの販売を開始した。蝶理がシステムを構築し、エスイーエム・ダイキンの販売施工ネットワークである新世紀PV会やソーラーネットなどを通じて拡販していく。

新たに発売する住宅用システムは、インリー製モジュール、田淵電機製PCS(パワーコンディショナ)、屋根技術研究所製架台などで構成される。蝶理がJ-PEC認証を取得している。

蝶理の速水淳執行役員は、「当社のグローバルでの調達力やエスイーエム・ダイキンの販売施工力、そしてモジュール出荷量世界1位のインリー、PCSで国内トップシェアを誇る田淵電機、住宅用が始まった当初より架台を開発・供給してきた屋根技術研究所。それぞれを組み合わせ、最適なシステムを構築できた」と話す。

モジュールは、単結晶シリコン型215Wタイプと多結晶シリコン型195Wタイプを採用。特長は、一般的な傾斜屋根のパネル配置に合わせて、それぞれ24通りずつ、計48通りのパターン化をしている点だ。

エスイーエム・ダイキンPVシステム営業本部の後藤正春販売推進部長は、「パターン化することで、導入を検討されているユーザーさんに対し、おおよその見積りをすぐに提示できる。販売店さんにとっても提案しやすくなると思う」と語る。

モジュールの出力25年保証やシステムの10年保証のほか、総合保障制度として、第三者への賠償補償や動産総合保険も付与する。

施工IDについては、エスイーエム・ダイキンが発行する。京都エコエネルギー学院と協力し、施工研修を実施していく予定だ。

なお、エスイーエム・ダイキンとしては、中国製モジュールを用いた住宅用システムを販売するのは初めて。後藤販売推進部長は、「今回、ラインナップ強化の一環として、取扱いを開始した。ユーザーさんや販売店さんにとって、選択肢の一つに加えてもらえれば」と述べる。

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